《他動詞》
館山市きくちょんちょん氏提供
ひっくり返す。
(英)tip over 〜
(例) はぁおいねぇ、ちゃぶでえかっくるげぇしちまったぁよぉ〜。(やべ、ちゃぶ台をひっくり返しちゃったよ)
①《形容詞》
布良のビーチボーイズ氏提供
速い」とか「ぶっ飛ばす」とか、速度をあらわす言葉。
(英)fast
(例)ずいぶんと、かっちゃぐってんのお。(随分、飛ばしているなあ)
②《他動詞》
千倉町のKU-3氏提供
物を自分の方へ引き寄せてしまう(独占してしまう)の意。あまりいい意味では使わない。
(英)pull near one;monopolize;have(keep) 〜 to oneself
(例)あん人はあんでもかっちゃぐっておいない(あの人は何でも物を自分の方へ引き寄せてしまっていけない)
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やり場のない怒りを表わす場合などに、つい使用してしまう言葉であるが、この言葉には次のような悲しい歴史があることを理解しよう。
「かってぼ」については富浦町深名出身の彦兵ヱ氏より、ハンセン病患者に対する差別用語ではないかとの提言があり、当方で調査した結果、房日新聞社・忍足記者よ り次のような解説をいただきましたのでその全文をご紹介します。
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《形容詞》
丸山町立丸小学校の尾形美海さん提供
硬い
(英)hard
(例)この煎餅はずいぶんかてぁーなあ(この煎餅はずいぶんかたいなあ)
《名詞》
丸山町立丸小学校の尾形美海さん提供
やどかり
(英)a hermit crab
(例)てっぱつながなぞうだんね(大きなヤドカリですね)
《名詞》
千倉町 (有)大徳家寿司店 栗原和之氏提供
カニ。水中・水辺に生息する甲殻類。10本の足のうち頭部の2本は発達しはさみとなりえさの捕獲に役立つ。大部分は食用。
(英)crab
(例)がにんまつかめーいんべーさー(カニを捕まえに行こうよ)
《名詞》
缶のフタなどにめんこ(「ぴたんこ」の項参照)を入れ、周辺を金槌でたたき平らにし、破壊力をアップしためんこ。富浦では砂上でめんこをプレーするため、この「かねぱん」は絶大な破壊力を有した。このため、現代の核兵器やガス兵器などと同様、しばしば協定により使用が制限されたいた。
(英)a pasteboard dump with metal
(例)かねぱん、使ってはおいねえどー。(缶のフタに入れためんこは使用してはだめだよ)
《副詞》
意識のないまま,してしまうようす。つい。
(英)by mistake;carelessly
(例)ゆんべ、がら飲みすぎちゃっておー(昨夜、つい飲み過ぎちゃってさー)