南房総市富浦町福沢出身の小柴氏より
越すまたは越えること。
富浦町福澤地区内にある旧道の俗称「おっこしざか」は、源頼朝が安房に上陸後、朝夷方面に逃げる際に、追っ手ないしは敵対勢力を避けるために使った裏道という話もある。(真偽不明)
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《名詞》
神奈川県海老名市在住 青木均氏提供
陸。一見、標準語のようであるが、房州では特に、東京などから房州に帰省してきた人に対し、その帰省ルートを尋ねる時に用いる慣用句で、東京から東関東自動車道木更津線〜国道127号線又JR内房線を利用して帰ってきたか、あるいは東京湾フェリーにより帰ってきたかを訪ねる場合に使用。(反)へり
(英)land route
(例)おかまわってきたんかい?あんが、へりでけってきたおー。((千葉市経由の)陸路で帰省したのですか? いいえ、(久里浜経由の)フェリーを使って帰ってきました。)
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《名詞》
大変厳しい仕事。またはその行為を成し遂げた人に贈るねぎらいの言葉。
(英) very severe work
(例)おおぼねだお(仕事が大変厳しいよ) おおぼねでした(大変でした)
《名詞》
青大将。体はみぢ緑色を帯び、長さ2m近くになる。無毒
(英) Aodaishyo-snake
(例)おおへびのてっぱつなんががいたーおー(青大将のおおきいやつがいましたよ!)
《名詞》
大変激しい西よりの季節風。(「にし」の項参照)
(英) a great seasonal wind from the west
(例)おおにしだのう(西風が強いですね)
《名詞》
大変なごちそう。「ごっつお」の最上級。
(英)very much entertained
(例)ゆんべは、おおごっつおになっちゃって、すんませんでした(昨晩はたいへんなごちそうに預かりすみませんでした)
[お] おいない(おいねぇ)
いけない。よくない。悪い
(同)おんね
(英)bad
(例)おいねぇーのー(いけないなー)
房州人が標準語を使っているつもりで「それは、おいないですよ」と言うが、実は標準語になっていないので、注意が必要。