①《名詞》
西よりの季節風。
房州では冬季を中心に年間を通じて吹き荒れ、塩害・砂害をもたらす。 TVアンテナは2年と持たず、これが 吹くと東京湾フェリーがとまることがあるので、京浜方面からの旅行者は要注意。
(英)A seasonal wind from the west
(例)にしになってきたーのー(西よりの風になってきましたね)
②《代名詞》
二人称の呼び名。あなた
(同)ぬし
(英)you
(例)にしがーなー(あなたがね)
館山市のまえちょん氏提供
語尾上げで使用。
(例) これから行くんにを(お)〜(これから行きます!)
「〜をみたんにを〜」とも使用する。
《名詞》
ウナギに似て平たく、口の尖った魚。体長は60cmに達する。うつぼ。
安房地方では、冬の時期に、開いて天日で乾燥させ食用とするが、油が多い。ウツボ科
(英)UTSUBO fish
(例)なまだんひらきはすいずいだおー(ウツボのひらきは、人好き好きですよ)
※なまだについて千葉県最南端、白浜町の加瀬輝実氏より次のような解説がありました
類語【あずきなまだ】トラウツボ:白浜町
(注)神奈川県ではそれぞれ「なだ」「あずきなだ」です。関連性、ありそう。
《名詞》
ならい。冬に吹く北からの季節風。
(英)A seasonal wind from the north
(例)なれが吹う(北風が吹く)
《自動詞》
布良のビーチボーイズ氏提供
①亡くなる
(英)die;pass away
(例)あそこんばーさまはかぜひいてぐえがわるうなってなうなったってよー。 (あそこのおばあさんは、風邪をひいて、具合が悪くなって亡くなったそうだよ。)
②無くなる
(英)be lost;be gone;be missing
(例)おがボールペンがどっかへなうなった。 (私のボールペンがとこかへ無くなった。)
両方ともイントネーションが違う
《他動詞》
失う。無くする
(英)lose
(例)さいふ、なーしちゃったーおー(財布を無くしてしましました)
そんなそばにやっとくと、なーすんど。(そんな所に置いておくと、無くしてしまいますよ)