《名詞》
riverai70氏提供
一定の海域に数日間ないし数か月間敷設しておく網漁具。定置網。
館山市の伊戸地区では、定置網のことを、大謀(だいぼう)、だいぼと呼んでおり、海の駅「だいぼ」の名称は、これに由来している。
(英)fishnet
(例)おめえらが、どぉ行ったぁかい?でえぼあみでも行ったんかい?(お宅のご主人はどこに行かれましたか?定置網でも見に行ったのですか?)
めんこ(「ぴたんこ」の項参照)の、1ゲ-ム毎のゲーム開始に先立ち、足で砂をならしコートを整地しながら唱える言葉。
足を一振りだけすることから、「いちどうせ」がついた。
(英)makeing ground flat by using the foot
《形容詞》
館山市のママトヨヨ氏提供
待つことが出来ずに、いたずらしたり、手を出したりするさま
(英)〜be not possible to wait.
(例)このいたずら坊主が、まったく手がかいいでしょうがねえんだから…。(このいたずらっ子が、いたずらしたくていけないんだから…)
《形容詞》
大きいことの比較級。
さらに大きい場合(最上級)には、「はれっぱつ」「すてれっぱつ」を用いる
(英)bigger
(例)こんなんてっぱつな、さぜえ(こんなに大きなさざえ)
《名詞》
しゃっきとしていない人。おろかな人。
(英)A foolish person
(例)かっつ、でれすけだのー。(ちぇっ、愚かなだなあ。)
《名詞》
館山市きくちょんちょん氏提供
泥(どろ)。館山市伊戸あたりで使用される。
「出る」の命令形ではないので要注意。
(英)mud
(例)でろぐりてだんね。(泥だらけじゃないか。)
《名詞》
IMAKOさん提供
手・顔・体などをぬぐうのに用いる布。
一幅(ひとの)の木綿を約90センチメートルに切ったものが普通。
てぬぐい・タオル
(英)a (hand) towel
(例)そおの、てんげ、とってくらっせえ(そこにある手ぬぐいを取ってくれますか?)
《代名詞》
標準語では、どのよう(に)の圧縮表現で、疑問に使う副詞であるが、房州では場所に係る疑問表現で「何処?」の意。
(英)Where〜?
(例)どうへ、やったっけな(何処に、置いたかな)