《名詞》
春の大潮の日、房州沿岸の人々はこの漁法でトコブシを採った。海に潜らず、手だけでタナを探ることからこの名がついた。
(英)???
《自動詞》
丸山町出身の菰岡晴夫氏提供
「〜する」の命令形。〜しなさい。
(類)しぇー
(英)please
(例)そうさっせぇさー (そうしなさいよ)
《名詞》
初夏5月、生姜醤油をたっぷりつけたカツ(鰹)の切り身を丼飯の上にのせ、やや温めの茶をかけザブザブかきこむ房州スペシャルメニューの一つ。熱い茶をかけるのは素人。
(英)raw fish rice with green tea
《名詞》
前に同類のことを経験してから、再びそのことをする(そういう状態になる)までに、長い日数がたっている様子。久しぶり。
(英)It is long-awaited
(例)さーしぶりだのー(お久しぶりですね)
[し] しんせきでもねえのに
相手の何気ない好意的な行動に対し、過度にお礼を言うことにより、相手をからかう場合に使う言葉。真面目な顔で言うほど効果的。
ただし、使用する場合は気心の知れた仲間の間でのみ有効で、あまり親しくない人や目上の人に使うと、相手の気分を害する恐れがあるので要注意。
(英)be not a relative
(例)《友人が何気なくお茶などを入れてくれた場合などに》ええ、しんせきでもねのに、すんませんおー(あら、親戚でもないのに、すみませんね)
《名詞》
茂原市千町 Hasan Shahwani氏提供
地中に生息する甲虫等の幼虫に対する名称。
代表的なものはいわゆるカブトムシの幼虫である。
(例)たけやまん、わらんやまほったら、ずごののばっかだったえー(竹山の、藁を積んだところを掘ってみたら、カブトムシの幼虫だらけだったよ)
《名詞》
富浦町深名出身の彦兵ヱ氏提供
じがばち。「すうも」は籾がらのこと。
(英)chaff bee
(例)うもんばちが、うっさーておんねえ(じがばちが、(ブンブン)うるさくていけない)