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《形容詞》
館山市の高校教師K氏提供
「てっぱつ(おおきい)」の最上級。
白浜から天津小湊あたりまでの、いわゆる外房で使われる。
なお、「ばんたか氏」の解説によれば、白浜では「すてっぱつ」と発音する場合が多いとのこと。
富浦あたりでいう「はっれぱつ」と同義語。
(『てっぱつ』・『はれっぱつ』の項参照)
(英)the biggest
(例)すてれっぱつな、たこだのー(とても大きなたこですね)
《名詞》
小藤田氏(千葉県安房郡鋸南町)提供
おうちゃく者。
(英)lazy fellow
(例)ずつなし、だのー(おうちゃく者だなあ)
市川市在住のひろこっち氏提供
腐って酸っぱくなったようなおかしな味のこと
(英)rotted taste
(例)こらぁ、すっかいでねえかい?(これは、腐った味がしませんか?)
《名詞》
茂原市千町 Hasan Shahwani氏提供
地中に生息する甲虫等の幼虫に対する名称。
代表的なものはいわゆるカブトムシの幼虫である。
(例)たけやまん、わらんやまほったら、ずごののばっかだったえー(竹山の、藁を積んだところを掘ってみたら、カブトムシの幼虫だらけだったよ)
《名詞》
富浦町深名出身の彦兵ヱ氏提供
じがばち。「すうも」は籾がらのこと。
(英)chaff bee
(例)うもんばちが、うっさーておんねえ(じがばちが、(ブンブン)うるさくていけない)
《自動詞》
きわめて静かな様子
(英)be [keep] quiet
(例)あに、ずうだまってんだぁお〜(何をそんなんい静かにしているんですか?)
すうだっまてたんでは、わかんねえやで(黙っていたのでは判らないじゃないですか)