《名詞》
九重のカーナ氏提供
アブラナ科の越年生植物。古く中国を経て渡来。根はまっすぐで太く白い。葉は羽状に分裂。春、淡紫色ないし白色の十字形花を総状につける。栽培品種が多い。生食し、また煮物・たくあん・切り干しなどにする。(古名)オオネ・スズシロ。
ちなみに、大根の葉は「でぇこんぱ」
(英)a Japanese radish
(例)おでんにでぇこん入れねえで、あじすんだかい。(おでんに大根を入れなくてどうするの?)
でぇこんぱ、うちゃっちゃってゃ、もってえねやで。(大根の葉っぱを捨ててしまっては、もったいないですよ。)
《名・形動》
物事の全部ではないが、その大部分。ほとんど。だいたい。たいてい。
(英)generally, in general,mostly,mainly
(例)てぇげぇ、そんなもんだっぺお!(だいたい、そんなところでしょう)
《形容詞》
大きいことの比較級。
さらに大きい場合(最上級)には、「はれっぱつ」「すてれっぱつ」を用いる
(英)bigger
(例)こんなんてっぱつな、さぜえ(こんなに大きなさざえ)
《形容詞》
館山市のママトヨヨ氏提供
待つことが出来ずに、いたずらしたり、手を出したりするさま
(英)〜be not possible to wait.
(例)このいたずら坊主が、まったく手がかいいでしょうがねえんだから…。(このいたずらっ子が、いたずらしたくていけないんだから…)
《名詞》
富浦のじぜむ氏提供
両肩に人をまたがらせて担ぐこと。肩車。
(英)Carrying piggyback
(例)てんぐるましてくらっしぇ。(肩車をしてください)
《名詞》
木造家屋の建築・修理をする職人。大工。
(英)carpenter
(例)おらがんじいさん、でえくだど(うちのおじいさんは、大工だよ)
でえくしごと(大工仕事)
日曜でえくでこせる(日曜大工で作製する)
《名詞》
riverai70氏提供
一定の海域に数日間ないし数か月間敷設しておく網漁具。定置網。
館山市の伊戸地区では、定置網のことを、大謀(だいぼう)、だいぼと呼んでおり、海の駅「だいぼ」の名称は、これに由来している。
(英)fishnet
(例)おめえらが、どぉ行ったぁかい?でえぼあみでも行ったんかい?(お宅のご主人はどこに行かれましたか?定置網でも見に行ったのですか?)
《名詞》
館山市きくちょんちょん氏提供
深い海にすむ中型の硬骨魚。
体は平たくて桜色。種類が多くめでたい時に使われる種類もある。
要するに「鯛」。タイ科。
(英)a sea bream
(例)きんのは、てえが10ぴいばあり、あがったあよ。(昨日は、鯛が10匹ほど釣れたよ)