館山市出身・マトリカリア氏提供
《名詞》
長い柄(え)の先に、熊の手のような先端を爪状に曲げた細い竹を何本もつけた道具。落ち葉などをかき集めるのに使う。熊手。
(同)まんが
(英)broom
(例)木ん下をまげんざれぇで掃除しとけ!(木の下を熊手で掃除しといて。)
《名詞・形容動詞》
富浦のじぜむ氏提供
おおい隠さずあらわにしている様。梱包・包み隠されていない様子。むきだし。
(英)uncovered・openly
(例)みだしでぁ、ふうがわりいやで。((風呂敷などで包まずに)むき出しでは、体裁が悪いですよ。)
《形容詞》
九重の大野氏氏提供
落花生、そらまめ、などの豆類で、までだ育っていない小さな実のこと。(同)しいな・しいなっぴ
(英)be not ripe
(例)みよせばあし。(実が育ってませんね。)
《名詞》
室鯵(むろアジ)。
少し大型のアジで、からだは細長く、背中は青黒くて、腹は銀白色。食用。アジ科。
真鯵に比べやや油が少ない
(英)Horse-mackerel
(例)ひらきはあじよっかむろんほうがすいだーおー(ひらきは鯵より、室鯵のほうが好きですよ)
《名詞》
千葉県立安房博物館の高橋氏提供
穴。
新明解国語辞典(三省堂)によれば、「糸をとおすための針の穴」としているが、房州では「穴」はすべて「めど」と表現される。
(英)a hole
(例)あいやま、めどがええちゃったあなあ(あれま、穴があいちゃったな)
《形容詞》
市原(臨海部)在住の「あいや」氏提供
「目に臭い」が転じて「可愛くない」の意。君津方面で使われる。
(英)not lovely
(例)めくせえやで(可愛くないね)
《名詞》
館野村出身 井上燭堂氏提供
カタツムリのこと。
「まいまい」から転化したものと思われる。
(英) a snail l
(例)みゃーみゃんじょは、かれるんかい?(カタツムリは、食べられますか?)